助成事業事例

文化庁文化芸術振興費補助金助成事業令和4年度助成事業事例集

雑魚どもよ、大志を抱け!

theROOM株式会社(助成金額:7,210千円)

©「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

活動概要

theROOM株式会社は2019年に立ち上げた若い会社です。ROOM は映像が持つ力を信じています。映像の力で世界中の人々に夢と感動を届け、笑顔と心豊かな暮らしに貢献したいと考えております。

この度、足立紳監督が20年前から温めていた「雑魚どもよ、大志を抱け!」の企画内容・意図に大きく賛同し、今のこの時代に是非当作品を映画化したい!と強く思い活動致しました。

この作品は小学5年生から中学2年生の少年たちと、クランクイン前に約二か月リハーサルをしてのぞみました。東京でのリハーサルではなかなか緊張感が抜けず、固い雰囲気もありましたが、ロケ地の飛騨市に入ってからの少年たちの伸びしろは凄まじく、彼ら全員見違えるほど成長し、撮影も滞りなくできました。

長回しを多用した撮影だったので、少年たちの走る回る姿を躍動感あふれる映像に収めることができ、少年たちの息づかいを感じられる映画になりました。

©「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

©「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

2022年3・4月撮影
第35回東京国際映画祭出品
2023年3月公開
映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』オフィシャルサイト 2023年3/24公開 (zakodomoyo-movie.jp)

助成を受けて

映画製作には多額の資本がかかります。今回の映画は少年たちが主人公であり、ほとんど無名の子ども達なので資金調達に苦労したので助成を受けられて本当に良かったです。

またほとんど飛騨市でロケをしたため、宿泊代、移動代もかなりかかりましたので、大変助かりました。

助成の意義

  • ・バリアフリーの助成を得られたので、音声ガイドと字幕スーパーをつけることが出来ました。少年たちの勇気と葛藤の話なので、老若男問わず多くの方に観て欲しかったので、バリアフリーでの上映ができ、少しでも多くの方に観て頂けて本当に良かったと思っております。
  • ・助成を受けられたため、コロナ対策に費用を割くことが出来ました。スタッフ・キャスト、またロケ地である飛騨市にコロナが蔓延しないため、安心安全の撮影を続けられるように三日に一度の検査を徹底できました。検査キットなどが高額だったので、助成を受けて大変助かりました。

今後の活動

今回製作した「雑魚どもよ、大志を抱け!」を映画館上映だけでなく、各地方の非劇場上映会やイベントを融合させるなどして、長期的に、また幅広く行なって行きたいと思っています。

また、新たな映画の企画を推し進めていくつもりです。

theROOM株式会社

  • 住所〒182-0026
    調布市小島町2-55-5-107
  • TEL042-426-7001
  • E-mail
  • Webサイトtheroom-film.com