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【文楽アメリカ公演】NYの観客を魅了!!
ロサンゼルス、フェアフィールドでの舞台を終えた文楽アメリカ公演。引き続いてのニューヨークでの3日間にわたる公演が10月5日(土)、幕を閉じました。会場は、日本の芸術、文化、ビジネス、社会をニューヨークの市民や世界と結び付け紹介することを使命としており、今回のアメリカ公演に大きなご協力をいただいているジャパン・ソサエティーです。
ジャパン・ソサエティー
建物正面に『曾根崎心中』の写真を使った幕が飾られています。
静まり返った客席と終演後の大きな拍手から、太夫の語り、三味線の音色、人形の動きが織りなす文楽の世界が、エンターテインメントの本場・ニューヨークのお客様を魅了した様子が窺えました。
『伊達娘恋緋鹿子』「火の見櫓の段」
解説
『曾根崎心中』「天神森の段」
公演のほか、10月4日(金)の終演後には観客の皆さんとの質疑応答が、10月5日(土)にはワークショップが行われました。質疑応答では次々と質問の手が挙がり、演劇が盛んなニューヨークのお客様の熱心な姿勢が感じられました。また、ワークショップでは三業についての解説とともに18名のお客様が人形遣いの体験をしました。こちらでも文楽技芸員への質問が多く寄せられたほか、ボストンから駆け付けた方もいらっしゃるなど、文楽への関心はとても高かったようです。
終演後の質疑応答
ワークショップの人形体験
2階のギャラリーでは、ジャパン・ソサエティーの主催による展示「Bunraku Backstage」も開催されており、国立文楽劇場の協力により舞台模型、見台、かしらの製作過程や衣裳など文楽人形について紹介されています。
展示「Buranku Backstage」ジャパン・ソサエティーのギャラリーにて
文楽アメリカ公演は、ワシントンD.C.とヒューストンへと続いていきます。
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