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【ご報告】クラウドファンディング「伝統芸能の明日をになう、国立劇場の研修生にご支援を!」へのお礼と令和5年度繰越金の使途のご報告
一昨年は、クラウドファンディング「伝統芸能の明日をになう、国立劇場の研修生にご支援を!」に貴重なご支援と暖かな応援のお言葉をいただき、誠にありがとうございました。
役職員、研修生一同、改めて心より御礼申し上げます。
この度は、令和4年度にご支援いただきましたご寄附のうち、令和5年度に繰り越した寄附金の使途についてご報告させていただきます。
皆様のご支援により、研修生たちは恵まれた環境の中で研修の日々を過ごさせていただき、充実した発表会も実現することができました。
応援してくださる皆様のお陰で、プロの実演家として羽ばたくという研修生たちの夢は支えられています。皆様への感謝を忘れず、今後もより一層の気を引き締め、技芸の研鑽に励んでまいります。
令和5年度ご寄附の使途について
本プロジェクトでは、皆様から14,425,000円ものご寄附を頂戴いたしました。
このうち9,182,426円は、令和4年度の費用として使用させていただいております。
(詳しくは、令和4年度のご報告をご覧ください(外部サイトに遷移します)。)
令和5年度は、繰越し残額の5,242,574円を研修用具の新調・修繕、研修発表会の費用等として使用させていただきました。
上:購入した歌舞伎俳優研修用化粧道具
下(左):購入した大衆芸能(太神楽)研修用くわえバチ/下(右):購入した歌舞伎音楽(鳴物)研修用大鼓皮
左:購入した第12期能楽(三役)研修教材(観世流謡本等)/右:修繕した文楽研修用三味線
令和5年度研修修了発表会・研修発表会
令和6年3月、歌舞伎俳優研修生1名、歌舞伎音楽(竹本)研修生3名、歌舞伎音楽(鳴物)研修生1名の研修生計5名は修了式を迎えることができました。
令和5年度研修修了式
修了生たちは4月からプロの舞台人としての第一歩を歩み始めました。
舞台で活躍することにより、みなさまのご支援、ご期待に応えてくれるものと信じております。
また、国立劇場養成所は、修了生の卒業と入れ替わり、新たに歌舞伎俳優2名、文楽3名の伝統芸能の伝承者を夢見る若者を迎え入れました。私たちは、未来ある若者が新しい挑戦ができる場所を守り続けることで、長い歴史を通じて受け継がれてきた日本の伝統芸能を次の世代へとつないでまいります。
国立劇場養成所では、クラウドファンディングに引き続き、令和5年8月より「国立劇場養成所サポーター」を募集しております。今後とも、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。
令和6年4月30日
独立行政法人日本芸術文化振興会
国立劇場伝統芸能伝承者養成所
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