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国立文楽劇場

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【10月舞踊公演】開場40周年を記念する、当代最高峰による珠玉の舞台

国立文楽劇場では、開場40周年記念公演「東西名流舞踊鑑賞会」を、10月12日(土)に開催いたします。
上方舞各流派の競演を柱のひとつに、寿ぎのご祝儀曲から華やかな歌舞伎舞踊まで多彩な作品を上演し、舞踊の魅力に迫ります。
記念公演にふさわしい豪華な顔ぶれによる当代最高峰の舞踊公演に、どうぞご期待ください。

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◆第1部
清元 四季三葉草(しきさんばそう)

天下泰平・五穀豊穣を祈る『式三番叟』によせて、四季の草木の名を詠み込んだ上品な御祝儀曲です。若柳流四世家元・若柳壽延の翁、若柳流五世宗家家元・若柳吉蔵の三番叟の豪華共演に、千歳は壽延の長女・若柳佑輝子が勤め、めでたく記念公演の幕を開けます。


地歌 正月(まさづき)

初春を迎えた大坂の廓を舞台に、松飾りや七草、十日戎などの正月の風景や、客を待ち侘びる遊女の恋心が、上方情緒たっぷりに綴られます。山村流宗家・山村友五郎の妹として流儀を支え、女舞の伝承に力を注ぐ山村光が、はんなりと艶やかに舞います。


長唄 女伊達(おんなだて)

吉原仲之町に颯爽とやって来た女伊達(奴の小万)が、男伊達と派手な立廻りを繰り広げる歌舞伎舞踊の人気曲です。7月に大名跡を襲名した西川流十一世宗家・西川扇藏の襲名後関西初登場となる舞台にご期待ください。男伊達は西川扇重郎、西川箕乃三郎が勤めます。


地歌 山姥(やまんば)

山姥が遊女であった昔を回想する前段の終盤から舞われ、後段は能『山姥』や『邯鄲』の詞章をひいて山姥の四季の山めぐりを情景豊かに描きます。昭和59年(1984)の開場記念公演の「東西名流舞踊鑑賞会」以来、最多出演となる京舞井上流五世家元・井上八千代が、地歌の名曲を格調高く舞います。


◆第2部
地歌 珠取海士(たまとりあま)

能の『海士』を原典としたドラマチックな内容の大曲です。息子のために龍宮から宝珠を取り戻そうとする母の命をかけた行動が、胸を打ちます。吉村古ゆうが、昭和62年の「東西名流舞踊鑑賞会」で師匠の四世家元・吉村雄輝が舞ったゆかりの演目を舞います。


清元 文売り(ふみうり)

梅の枝に恋文を結んで売り歩く女商人が、元は傾城という設定で、廓の恋の鞘当てを面白おかしく語ります。さまざまな登場人物や動物までを一人で踊り分けるのが見どころです。藤間恵都子は、地元の横浜や東京を中心に活躍する藤間流勘右衞門派の実力者です。


長唄 賤機帯(しずはたおび)

母親がさらわれた我が子を尋ね歩く能の狂乱物『隅田川』に、能『桜川』の花掬いの趣向や羯鼓の舞が盛り込まれ、哀れな中にも華やかさのある曲です。女方に定評のある花柳小三郎が、花柳龍知郎の舟長を相手に、子ゆえに乱れる母の心を描きます。


義太夫/長唄 五斗三番叟(ごとさんばそう)

歌舞伎でしばしば上演される『義経腰越状』から抜粋した舞踊曲。目貫(刀の装具)を作る目貫師・五斗兵衛が、禁酒を破って大酔し、目貫の講釈から三番叟を踊ります。山村流六世宗家・山村友五郎が、流祖の初代友五郎(舞扇斎吾斗)振付の代表曲で記念公演を締め括ります。


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東西名流舞踊鑑賞会
いよいよ10月12日(土)!

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