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【ご報告】国立劇場養成所サポーター継続寄附へのお礼と令和5年度使途のご報告
日頃より、国立劇場養成所の研修生たちに暖かいご支援をいただき、誠にありがとうございます。
役職員、研修生一同、改めて心より御礼申し上げます。
令和5年度は、皆様のご支援により、研修生たちは一層充実した研修の日々を過ごし、発表会においても心おきなく研修の成果を披露することができました。
応援してくださる皆様のお陰で、プロの実演家として羽ばたくという研修生たちの夢は支えられています。皆様への感謝を忘れず、今後もより一層の気を引き締め、技芸の研鑽に励んでまいります。
令和5年度ご寄附の使途について
本プロジェクトでは、皆様から令和5年度のご支援として1,367,000円ものご寄附を頂戴いたしました。
いただいたご寄附は、研修用具の新調・修繕、あげざらい・研修発表会の費用等として使用させていただきました。
令和6年度への繰越金はございません。
上:歌舞伎音楽(竹本)研修あげざらい(箏曲・胡弓)後見の依頼
下:歌舞伎俳優研修あげざらい小道具の借用
左:購入した第12期研修生制服(黒紋付)/右:修繕した研修用小道具(太刀)
上:購入した文楽東京研修用のスーツケース/下:購入した文楽研修用DVDプレーヤー
令和5年度研修修了発表会・研修発表会
令和6年3月、歌舞伎俳優研修生1名、歌舞伎音楽(竹本)研修生3名、歌舞伎音楽(鳴物)研修生1名の研修生計5名は修了式を迎えることができました。
令和5年度研修修了式
修了生たちは4月からプロの舞台人としての第一歩を歩み始めました。
第27期歌舞伎俳優研修修了生1名は、公益社団法人日本俳優協会に所属し、坂東巳之助丈に入門、芸名を坂東大夢(ばんどう・ひろむ)として、歌舞伎座四月大歌舞伎で初舞台となりました。また、第25期歌舞伎音楽(竹本)研修修了生3名は、芸名をそれぞれ竹本華太夫(はなたゆう)、鶴澤大雅(たいが)、豊澤一二三(ひふみ)として、竹本協会に所属しています。歌舞伎音楽(鳴物)研修修了生は、田中傅左衛門社中に所属いたしました。
舞台で活躍することにより、みなさまのご支援、ご期待に応えてくれるものと信じております。
また、国立劇場養成所は、修了生の卒業と入れ替わり、新たに歌舞伎俳優2名、文楽3名の伝統芸能の伝承者を夢見る若者を迎え入れました。私たちは、未来ある若者が新しい挑戦ができる場所を守り続けることで、長い歴史を通じて受け継がれてきた日本の伝統芸能を次の世代へとつないでまいります。
今後とも引き続き、国立劇場伝統芸能伝承者養成所にご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和6年4月30日
独立行政法人日本芸術文化振興会
国立劇場伝統芸能伝承者養成所
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