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国立文楽劇場

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【文楽鑑賞教室】初めての文楽観劇にピッタリ! ― 解説と名作でわかる「文楽」の世界 ―

初めて文楽をご覧になる方にオススメの国立文楽劇場6月恒例の文楽鑑賞教室。今年も6日(木)より開催いたします。
人形遣いによる実演を交えた解説と見ごたえのある名作の鑑賞により、文楽をお楽しみいただきます。

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今年は、五穀豊穣を寿ぐおめでたい『二人三番叟』と、文楽三大名作の一つ『菅原伝授手習鑑』から「寺入りの段」「寺子屋の段」を上演いたします。


『二人三番叟』

能の『翁』をもとに作られた『寿式三番叟』のうち、後半の「三番叟」の部分を取り上げた演目です。大人数による重厚でダイナミックな演奏と、二人の三番叟による躍動感あふれる動きが見どころです。鈴を振りながら種をまくしぐさや舞台の四方で力強く足拍子を踏む所作など、めでたくにぎやかな舞をお楽しみいただきます。


『二人三番叟』


『菅原伝授手習鑑』

今日では学問の神様として祀られている菅原道真(作中では菅丞相)が藤原時平との政争の末、大宰府へ流罪となった事件を背景とした文楽三大名作の一つ『菅原伝授手習鑑』。天神伝説や飛梅伝説などの道真にまつわる伝説に、初演当時大坂の天満で三つ子が生まれたというニュースなども取り込んで作られた五段構成の時代物(江戸時代の人々にとっての時代劇)です。初演は延享3年(1746)大坂竹本座で、大ヒットし、令和の今日まで上演されてきました。
今回は、菅丞相の一子である菅秀才の命を守るために、忠義や恩と情愛の狭間で苦悩する人々を描く「寺入りの段」「寺子屋の段」をご覧いただきます。
最後の場面で演奏される「いろは送り」は、三味線の美しい旋律と相まって涙を誘います。


『菅原伝授手習鑑』「寺子屋の段」

2時間半のコンパクトな上演時間で、文楽のエッセンスがぎゅっとつまった公演です。

当日は公演パンフレットと「文楽入門 鑑賞のしおり」をプレゼントいたします。また、劇場1階の展示室では文楽に関する展示(入室無料)もありますので、併せてご覧いただくと文楽の世界をよりお楽しみいただけること間違いありません!


Discover BUNRAKU ―BUNRAKU for Beginners―

また、公演期間中の16日(日)は14時30分から、スペシャルプログラム「Discover BUNRAKU」を開催いたします。

「The ABC of BUNRAKU」と題した解説は、ナビゲーターにイタリア出身の演劇研究者で能楽の師範免許を持つディエゴ ペレッキア(京都産業大学文化学部准教授)を迎え、文楽の三業(太夫・三味線・人形)について、英語を交えてわかりやすくご紹介いたします。また、『菅原伝授手習鑑』の内容についても、舞台写真と併せて解説いたします。

■ご案内
ディエゴ ペレッキア
1979年イタリア生まれ。2012年にロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校で、西洋における能楽の受容に関する論文で博士号(演劇学)を取得。その後、日本に居を移し、2020年にはシテ方金剛流の師範免許を取得しました。現在は京都産業大学文化学部准教授として、京都の文化の特色や受容等について、英語で研究するゼミを開講する傍ら、能楽の研究及び国内外での普及活動に携わっています。

Discover BUNRAKUでは、公演パンフレットと「文楽入門」に加えて、英・中(簡・繁)・韓・西・仏の多言語パンフレットを、本公演限定の特製クリアファイルバッグつきでプレゼントいたします。

また、舞台上部スクリーンに投影された英語字幕や無料英語イヤホンガイドでご鑑賞をサポートいたします!
また、海外からの方にはもちろん、日本の方にも新たな文楽の魅力を発見していただける内容となっております。この公演に限り、英語に加え日本語イヤホンガイドの無料サービスもございますので、ご活用ください。

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この機会に文楽デビューしてみませんか?
皆様のご来場をお待ちしております!

文楽鑑賞教室
6月6日(木)~20日(木) 午前10時30分開演・午後2時開演

Discover BUNRAKU ― BUNRAKU for Beginners ―
6月16日(日) 午後2時30分開演
※『二人三番叟』の上演はありません。

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