国立文楽劇場
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【10月舞踊公演】井上八千代、山村友五郎、花柳小三郎からメッセージが届きました!
国立文楽劇場の秋を彩る「東西名流舞踊鑑賞会」。今年も10月12日(土)、第一線で活躍する東西の舞踊家達が顔を揃え、舞踊の魅力に迫ります。
公演に先駆け、井上八千代、山村友五郎、花柳小三郎からメッセージが届きました!
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井上八千代
(第1部 地歌『山姥』)
前半は子どもの頃にみっちりと習いました。眼目である後半の「山巡り」は三世八千代の振付で、おおらかでダイナミックな振りがついています。このたびは、最初のところで普段は舞われない部分を増やして舞います。京舞らしい地歌『山姥』をお楽しみいただければと思います。
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山村友五郎
(第2部 義太夫/長唄『五斗三番叟』)
襲名の折に北山村舞踊協会三代目山村愛師より伝えて頂いた作品。最近は歌舞伎でもなかなか掛からない『義経腰越状』の舞える部分を上手く繋ぎ合わせた珍しい曲です。但し、五斗も呑んだら舞えません……。
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花柳小三郎・花柳龍知郎
(第2部 長唄『賤機帯』)
今回の『賤機帯』は、舟長の名乗りを含めすべて踊りで見せる、夙川のお師匠様、花柳芳瞠先生振付の関西風でいたします。隅田川物の中で、清元や常磐津ではお芝居の要素が、長唄では舞踊の要素が強いです。といって踊りすぎてもいけない、その塩梅を大切につとめます。母の心をお芝居で表現できる花道の出が一番好きなところです。
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この秋、開場40周年の節目に、国立文楽劇場東西の舞踊家が勢揃いいたします! 日本の伝統美を凝縮した華やかな舞台で、至福のひと時をお過ごしください。
東西名流舞踊鑑賞会
10月12日(土)
【第1部】 午後1時開演 /【第2部】 午後4時30分開演
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