国立文楽劇場
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【文楽プレミアムシアター】第11回「壺坂観音霊験記」
文楽公演の記録映像の中から、選りすぐりの作品をオンラインで配信している「文楽プレミアムシアター」。
令和5年12月の配信は「壺坂観音霊験記」(平成元年1月)です。
販売期間は3週間、レンタルされた日から2週間ご視聴いただけます。また、視聴者特典として床本のプレゼントも!
全編をゆっくり鑑賞したり、好きな場面を繰り返し味わったりと、お好きな楽しみ方でご覧ください。
販売期間 | 令和5年12月1日(金) 午前11時 ~ 12月21日(木) 午後11時59分 ※視聴期間は、販売期間に関わらずレンタル後2週間 |
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演目 | 「壺坂観音霊験記」土佐町松原の段・沢市内より山の段(平成元年1月 国立文楽劇場) カラー・約74分 |
配役 |
土佐町松原の段 〈人形役割〉 |
視聴料金 | 2,500円(税込) |
販売サイト | 「ミレール」 ≪https://mirail.video/publisher-title/493≫(外部サイト) |
あらすじ | 大和の壺坂寺がある土佐町は参詣客でにぎわっています。そこへ座頭沢市の妻のお里が通りかかります。沢市の目を案じるお里に人々は観音様への祈願を勧めます。 お里が針仕事をしていると沢市が三味線を取り出し歌い始めます。夫の機嫌が良いことをお里は喜びますが、沢市は苦しい胸の内を語ります。結婚して丸三年、毎晩明け方に家を抜け出すお里に、外に好きな男がいるなら打ち明けてほしいと頼みます。お里は夫の眼病が治るよう壺坂寺の観音様に祈願していたことを明かし、沢市に一緒に参詣しようと誘います。二人は本堂につき御詠歌をあげます。三日間寺に籠って祈願すると決意した沢市に、お里は近くに深い谷があるので注意するよう伝え、一度家に戻ります。沢市は妻を疑ったことを恥じ、死ぬのがせめてもの恩返しと谷から身を投げます。胸騒ぎがしたお里が急いで寺に戻ってくると崖の下に夫の亡骸を見つけます。お里は自分も谷に身を投げます。すると夫婦の前に観世音菩薩が現れ、お里の貞心と信心の功徳により二人の寿命を延ばすと告げ姿を消します。夜が明けると二人は息を吹き返します。沢市の目も見えるようになっていました。二人は観音様の御利生に感謝し、喜び合うのでした。 |
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