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【5月文楽公演】第二部『加賀見山旧錦絵』好評上演中

 5月文楽公演第二部は『加賀見山旧錦絵』を上演しています。

 局岩藤に辱めを受けたことで自害する中老尾上、そして尾上の召使いお初が岩藤を討ち取るという、いわゆる仇討ちのエピソードがよく知られています。「忠臣蔵」の塩谷判官、高師直、大星由良助になぞらえた人物関係が描かれることから、「女忠臣蔵」とも呼ばれています。
 今回はこれらの場面の前に、タイトルの由来となっている「加賀騒動」を題材にした場面である「筑摩川の段」、「又助住家の段」を上演します。


 「筑摩川の段」では、忠義の士である鳥居又助がお家乗っ取りを画策する悪臣を成敗しようと、雨で増水した川の中に飛び込み、敵を待ち伏せます。そして見事討ち取ったかのように見えましたが……。

 

 「又助住家の段」。お家のために成敗したつもりの相手が実は殿様で、敵の悪計に嵌められたと知り、愕然とする鳥居又助。追い詰められた又助がとった行動は、驚くべきものでした。又助の絶望とその家族の悲劇が、太夫と三味線の迫真の語りにより胸に迫ります。

 


 そして「草履打の段」。桜の花満開の鶴岡八幡宮が舞台です。中老尾上が衆目の前で、局岩藤に草履で打たれる辱めを受けます。仕える主人のため、そして両親を思い、耐え忍ぶ尾上でしたが、追い詰められ思いつめた尾上はある覚悟を固めます。

 


 「長局の段」では、主人尾上を大事に思う、お初の甲斐甲斐しい気遣いが胸を打ちます。しかし尾上はその心の内をお初には語りません。「忠臣蔵」の塩谷判官を引き合いに出して、早まった行動をしないようそれとなく諫めるお初でしたが……。

  


 主人の無念を晴らすため、お初が岩藤を討ち取る「奥庭の段」。岩藤ら悪臣によるお家の乗っ取り計画も失敗に終わり、めでたく幕を閉じます。


 東京では14年ぶりの上演となる『加賀見山旧錦絵』。観る方に怒りや同情、そして結末への期待を感じていただける作品です。

 なお、休憩時間のロビーでは、第一部の「豊竹英太夫改め六代豊竹呂太夫襲名披露口上」の録画映像をご覧いただけます。


 5月文楽公演は29日(月)まで。皆様のご来場をお待ちしております。
 六代豊竹呂太夫襲名披露特設サイトはこちら

 

5月文楽公演 5月13日(土)~29日(月)

公演情報の詳細はこちら

  

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